久里浜医療センター

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大腸検査学会シンポで発表

第31回日本大腸検査学会シンポジウム1


 「大腸検査:進化した形態学と機能評価・治療への応用」で発表しました。

S1-3
 大腸鏡挿入の障害となる「腸管」形態異常と無麻酔大腸鏡で観察される腸管運動異常、その意味とIBS・機能性便秘治療への応用

第31回日本大腸検査学会要旨


 今回のテーマは「形態から機能へ」とさせて頂きました。日本の大腸検査は機器の開発と早期癌発見をめざす形態学の発展にて世界のトップレベルへと急速に駆け上がりました。大腸内視鏡は診断から治療へ直結するツールとして(粘膜性状や色調といった)形態学の発展を支えました。その中で、(粘膜性状や色調など)形態に異常がない場合でも頑固な腹部症状を 訴える症例の存在が明らかになってきました。これは消化管の機能である消化吸収という本来の役割を理解した大腸検査が求められていることに繋がります。そこで、研究の歴史が長いものの十分に活用されているとは言い難い検査を今一度振り返るべく多くの企画を準備致しました。

 シンポジウムは「大腸検査:進化した形態学と機能評価・治療への応用」、「便からの情報で下部消化管疾患はどこまで解るか」とさせていただきました。これを突破口として形態学に引き続く機能検査の方法、そしてひとつの検体から多くの情報を得る手段を探っていきたいと考えております。(注:カッコ内は筆者追加記載)


 これまで無麻酔大腸内視鏡でIBSや痙攣性便秘の腸管運動が観察されること、大腸内視鏡挿入困難の原因となる教科書の腸管形態と異なる腸管形態異常がIBSや便秘に関連していること、そしてそれらが治療選択に役に立つことを2008年より発表してきました。

 学会のシンポジウムのテーマで「大腸検査での腸管形態と機能評価・治療への応用」が取り上げられたのはこれが初めてです。

 腸管形態の問題は患者側・医師側ともに苦痛・検査困難で悩まされる問題です。

 腸管形態異常「大腸内視鏡挿入困難」を排便障害の原因ととらえ、治療に応用することは患者側・医師側ともに非常に有益なことと考えます。
 これからなお一層、苦痛のない検査法の開発と排便障害の治療法の開発に精進いたします。


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