久里浜医療センター

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過敏性腸症候群混合型の治療体験談

【私の体験談】

●物心ついた頃から下痢と便秘と腹痛に苦しむ

物心ついた時から、腹痛を伴う下痢は頻繁に起きていましたが、痛みが出てから症状が治まるまでの時間がかなりかかるし、下痢が始まると、冷や汗が出るほどの痛みと吐き気が強くなり、力もぬけ便座に座ることもできなくなるので、自宅ならともかく外出先の腹痛に不安を覚えた始まりだったと思います。

●病院でも適切な治療が受けられず、病院から足が遠のく

その後も年に1−2回、腹痛で病院に運ばれましたが、病気も見当たらず、ブスコパンと吐き気止めの点滴治療のみで、痛みが治まるどころか腹痛を理解してくれる先生に出会うことすらできませんでした。病院に運ばれるとまず吐き気止めと腹痛で盲腸を疑われ、鳩尾あたりの痛みだと胃痙攣・へその左側だとガスの影響、下痢はノロウイルスや急性胃腸炎などと診断されました。

結局、腹痛が起きてもその痛みを止める処置はしてもらえず、便がすべてで切らないと痛みが治まらないので、同じ思いをするなら自宅で少しでも楽に排便したいと病院が遠のくようになりました。

●年がたつにつれて更に状況は悪化して体力も落ち、不安がつのるようになって

しかし徐々に腹痛後に不快感が生じ、横になることも寝ることもままならない状態となり、病院に運ばれるようになりましたが、結局またブスコパンと吐き気止めの点滴処置しかしてもらえず、腹痛に対して不安感が恐怖心に変わっていきました。

精神面から来ている腹痛とも言われたことがあるので、精神科や心療内科にも通いましたが、結局原因を探ることはできませんでした。

原因がわからないまま不安感は増え、不眠症にもなり、安定剤や睡眠導入剤に頼るようになり、胃薬や整腸剤、コロネルや漢方薬などを多数内服するようになりました。

しかし一向に回復せず、ますます腸の動きは鈍くなり、年に1−2回の頻度が月に1−2回、週に1−2回と回数がまし、痛みの恐怖心で食事がとれず、体力も落ち寝たきりとなり、栄養失調で10kgも痩せてしまいました。

ちょっとした痛みでも震えが出るほど身体が異常に反応してしまい、日常生活もままならない状態で、このままでは生きていくことが難しいと強く思い病院探しを始めました。

●病気を理解してくれた先生との出会い

水上先生と出会うまで、理解して頂ける先生が一人いました。
薬を減らし食生活や体位の取り方でだいぶ腹痛の回数は減らせましたが、それでもやはり腹痛は起きてしまい、何度か大量の出血も起きるようになりました。
不安や相談したいことはやまのようにありましたが、1年ほどで先生が移動となり、後任の先生に引き継いでもらいましたが、その先生には初回で見はなされました。

その後も理解してくれる先生を探してはみたもののなかなか見つからず、体調に自信を無くし始めていた矢先に、やっと腹痛を理解してもらえる先生に出会うことができました。
30年以上かかりました。

おかげで今は恐怖心と戦う勇気がもてるようになりました。
今後は普通に生活ができるように先生と相談していきたいと思います。

●腹痛と便秘のむずかしさ

正直申し上げて、腹痛というのは周りから病気だと認めてもらうことはなかなか難しいと思います。「たかが腹痛なのに、自分が悪い」とさんざん言われ続け、体調が悪化してからやっと周りが心配するような病気です。

痛みは目に見えず、人それぞれです。訴えても理解してもらえません。
でも、悪化してからではなかなか直すことはできません。根本的な原因を見つけ自分で改善していかなくてはいけない病気だと思います。
苦しんでいる方は沢山いると先生からうかがっております。
たかが腹痛と思わずに、腹痛と向かい合ってください。

●痛くない大腸内視鏡

今まで何度か大腸内視鏡検査をしました。
経験した方はわかると思いますが、私みたいに腸の形態が異常な方は、カメラの挿入時間がかかる上、痛みもかなりあると思います。
本当に理解してくれる先生に検査してもらえれば、体にかかる負担も考慮して頂けるので楽に検査することが出きます。
下剤は辛いですが、検査時間はものの10分程度です。痛みもほとんどありません。
自分の体をより理解し、改善のためのステップとして検査を受けてください。
理解した上なら納得もでき、改善も早いと思います。

●腹痛をあきらめないでください

腹痛をあきらめないでください。
もっと多くの方に理解していただき、治療法を研究されている先生方に未来を託したいと思います。


身体の左の下行結腸と、下行結腸と横行結腸のつなぎ目がねじれ、上流が拡張しているのがわかります。捻れた部分に便が引っ掛かり痛みと排便障害を起こしていました。

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