久里浜医療センター

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ネット依存のスクリーニングテスト

インターネット依存(嗜癖)に関しては、現時点で世界的に認められた診断基準はありません。したがって、依存の程度などを評価する目的で、スクリーニングテストが使われることがあります。以下に、世界的によく使われている2種類のスクリーニングテストをお示しします。お試しいただく前に、以下の点にご注意ください。

a. いずれも、本邦で作成されたものではありません。
b. テストの原版を私どもができるだけ原文に忠実に邦訳し、邦訳版を専門家に原文にバックトランスレーション(原文戻し翻訳)いただき、私どもの邦訳の妥当性を確認しています。
c. 点数の評価は原版そのままになっています。わが国の状況が加味されていませんので、あくまでも評価の「参考」と考えてください。

それぞれのテストの内容は以下の通りです。なお、翻訳やわが国での使用に関しては、開発者から許可を得ています。

1. インターネット依存度テスト(Internet Addiction Test, IAT)
アメリカのKimberly Young博士によって開発された20項目の質問からなるテストです。原版は英語です。おそらく、世界で最もよく使われているテストと思われます。年齢に関係なく使用できるテストされています。IATは、基本的にご自分で読んで回答いただくタイプのテストです。もちろん、テストをする人(たとえば病院の専門家)が質問項目を読んで、ご本人に回答いただいても結構です。

2. インターネット依存自己評価スケール(K-スケール)
韓国はITの先進国です。ネット依存、特にネットゲーム依存が大問題になっています。そのあたりの事情については、TIARの「国際交流」を参照ください。
K-スケールは、このような背景から、青少年のネット依存をスクリーニングするために韓国政府が開発しました。当初は40項目の質問から成っていましたが、その後、20項目版、15項目版などが開発されました。ここでは、最新の15項目版を掲載しました。
その後、K-スケールは、対象とする人の年齢、誰が評価するか、使用している機器等により細分化されたスケールが作成されてきています。たとえば、自分で回答するタイプの青少年用、周囲の者が評価するタイプの青少年用、スマホ用、などです。
ここでは、最も基本である「自分で評価するタイプの青少年用K-スケール」と「自分で評価するタイプの成人用K-スケール」を示します。

インターネット依存度テスト(IAT)

インターネットに関する以下の質問にお答えください。この場合、利用する機器は、パソコン、携帯電話、スマートフォン、ゲーム機などオンラインで使用するすべてを含みます。
各質問の1〜20について次の1から5の回答の中から、最もあてはまる番号を1つ選び、クリックしてください。自分に関係のない質問であれば「全くない」を選んでください。
「結果判定を表示します」ボタンを押せば、ボタンの下にあなたの得点が表示されます。

    全くない
(1点)
まれに
ある
(2点)
ときどき
ある
(3点)
よくある
(4点)
いつも
ある
(5点)
1 気がつくと思っていたより、長い時間インターネットをしていることがありますか。
2 インターネットをする時間を増やすために、家庭での仕事や役割をおろそかにすることがありますか。
3 配偶者や友人と過ごすよりも、インターネットを選ぶことがありますか。
4 インターネットで新しい仲間を作ることがありますか。
5 インターネットをしている時間が長いと周りの人から文句を言われたことがありますか。
6 インターネットをしている時間が長くて、学校の成績や学業に支障をきたすことがありますか。
7 他にやらなければならないことがあっても、まず先に電子メールをチェックすることがありますか。
8 インターネットのために、仕事の能率や成果が下がったことがありますか。
9 人にインターネットで何をしているのか聞かれたとき防御的になったり、隠そうとしたことがどれくらいありますか。
10 日々の生活の心配事から心をそらすためにインターネットで心を静めることがありますか。
11 次にインターネットをするときのことを考えている自分に気がつくことがありますか。
12 インターネットの無い生活は、退屈でむなしく、つまらないものだろうと恐ろしく思うことがありますか。
13 インターネットをしている最中に誰かに邪魔をされると、いらいらしたり、怒ったり、大声を出したりすることがありますか。
14 睡眠時間をけずって、深夜までインターネットをすることがありますか。
15 インターネットをしていないときでもインターネットのことばかり考えていたり、インターネットをしているところを空想したりすることがありますか。
16 インターネットをしているとき「あと数分だけ」と言っている自分に気がつくことがありますか。
17 インターネットをする時間を減らそうとしても、できないことがありますか。
18 インターネットをしていた時間の長さを隠そうとすることがありますか。
19 誰かと外出するより、インターネットを選ぶことがありますか。
20 インターネットをしていないと憂うつになったり、いらいらしたりしても、再開すると嫌な気持ちが消えてしまうことがありますか。


あなたの得点は     点

 注)オンライン=接続している状態  オフライン=接続していない状態


得点が高いほど依存の度合いが強いことになります。
2039点】平均的なオンライン・ユーザーです。
4069点】インターネットによる問題があります。インターネットがあなたの生活に与えている影響について、よく考えてみてください。
70100点】インターネットがあなたの生活に重大な問題をもたらしています。すぐに治療の必要があるでしょう。

開発者Kimberly Young博士からライセンスを得て翻訳・使用
翻訳者: 久里浜医療センターTIAR
バックトランスレ−ションによる妥当性確認: Michie Hesselbrock教授(米国コネチカット大学)

インターネット依存自己評価スケール(青少年用) K-スケール

以下の15の各質問について、最もあてはまる回答をクリックしてください。
スケールの下の「得点」ボタンをクリックすると、総得点と要因別得点が表示されます。依存レベルの判定の指示従いまして、自身の依存レベルの評価とその対策を確認ください。

 

項目

全くあてはまらない

あてはまらない

あてはまる

非常にあてはまる

1

インターネットの使用で、学校の成績や業務実績が落ちた。

2

インターネットをしている間は、よりいきいきしてくる。

3

インターネットができないと、どんなことが起きているのか気になってほかのことができない。

4

“やめなくては”と思いながら、いつもインターネットを続けてしまう。

5

インターネットをしているために疲れて授業や業務時間に寝る。

6

インターネットをしていて、計画したことがまともにできなかったことがある。

7

インターネットをすると気分がよくなり、すぐに興奮する。

8

インターネットをしているとき、思い通りにならないとイライラしてくる。

9

インターネットの使用時間をみずから調節することができる。

10

疲れるくらいインターネットをすることはない。

11

インターネットができないとそわそわと落ち着かなくなり焦ってくる。

12

一度インターネットを始めると、最初に心に決めたよりも長時間インターネットをしてしまう。

13

インターネットをしたとしても、計画したことはきちんとおこなう。

14

インターネットができなくても、不安ではない。

15

インターネットの使用を減らさなければならないといつも考えている。

 

     

I. 採点方法
1) 全くあてはまらない: 1点、あてはまらない: 2点、あてはまる: 3点、非常にあてはまる: 4点
2) ただし、項目番号9番、10番、13番、14番は、次のように逆に採点する
全くあてはまらない: 4点、あてはまらない: 3点、あてはまる: 2点、非常にあてはまる: 1点

U.総得点および要因別得点
1.総得点

1) @ 1〜15番 合計 

1) A A要因(1、5、6、10、13番) 合計      点
2) B B要因(3、8、11、14番)   合計      点
3) C C要因(4、9、12、15番)   合計      点

 

開発者韓国情報化振興院(National Information Society Agency)より許可を得て翻訳・使用
翻訳者: 久里浜医療センターTIAR
バックトランスレーションによる妥当性確認: Sungwon Roh博士(ソウル国立病院精神保健研究部長)

依存レベルの判定と対策

1. 高リスク使用者
判定: 総得点が以下に該当するか、または、3つの要因別得点のすべてが以下に該当する場合
1) 中高生
総得点        → 44点以上
要因別得点    → A要因 15点以上、B要因 13点以上、C要因 14点以上
2) 小学生
総得点       → 42点以上
要因別得点    → A要因 14点以上、B要因 13点以上、C要因 13点以上

評価と対策: あなたはインターネット依存傾向が非常に高いです。専門医療機関などにご相談ください。

2. 潜在的リスク使用者
判定: 総得点または要因別得点のいずれかが以下に該当する場合
1) 中高生
総得点       → 41点〜43点
要因別得点    → A要因 14点以上、B要因 12点以上、C要因 12点以上
2) 小学生
総得点       → 39点〜41点以下
要因別得点    → A要因 13点以上、B要因 12点以上、C要因 12点以上

評価と対策: インターネット依存に対する注意が必要です。インターネット依存におちいらないよう節度を持って使用してください。

3. 一般使用者
判定: 総得点および要因別得点のすべてが以下に該当する場合
1) 中高生
総得点       → 40点以下
要因別得点    → A要因 13点以下、B要因 11点以下、C要因11点以下
2) 小学生
総得点       → 38点以下
要因別得点    → A要因 12点以下、B要因 11点以下、C要因 11点以下

評価と対策:インターネットが健全に使用できているか、普段から自己点検を続けてください。

 

インターネット依存自己評価スケール(成人用) K-スケール

以下の15の各質問について、最もあてはまる回答をクリックしてください。
スケールの下の「得点」ボタンをクリックすると、総得点と要因別得点が表示されます。依存レベルの判定の指示従いまして、自身の依存レベルの評価とその対策を確認ください。

 

項目

全くあてはまらない

あてはまらない

あてはまる

非常にあてはまる

1

インターネットの使用で、以前より健康的でなくなったように思う。

2

オフラインよりオンラインで私を認めてくれる人のほうが多い。

3

インターネットができなければ生活が退屈で楽しいことがない。

4

インターネットを終了してもまたしたくなる。

5

インターネットの使いすぎで頭が痛い。

6

実生活よりもインターネットで出会った人たちのほうがよく理解できる。

7

インターネットができないとそわそわと落ち着かなくなって焦ってくる。

8

インターネットの使用時間を減らそうとしてみたが、失敗した。

9

インターネットをしていて、計画したことがまともにできなかったことがある。

10

インターネットができなくても、不安ではない。

11

インターネットの使用を減らさなければならないと、いつも考えている。

12

インターネットの使用時間をごまかそうとしたことがある。

13

インターネットをしていないときは、インターネットのことは頭に出てこない。

14

周囲のみんなが、私がインターネットをしすぎているという。

15

インターネットのために、お金をより多く使うようになった。

 

     

I. 採点方法
1) 全くあてはまらない: 1点、あてはまらない: 2点、あてはまる: 3点、非常にあてはまる: 4点
2) ただし、項目番号10番、13番は、次のように逆に採点する
全くあてはまらない: 4点、あてはまらない: 3点、あてはまる: 2点、非常にあてはまる: 1点

U.総得点および要因別得点
1.総得点

1) @ 1〜15番 合計    点

1) A A要因(1、5、6、10、13番) 合計 
2) B B要因(3、8、11、14番)   合計 
3) C C要因(4、9、12、15番)   合計 

 

開発者韓国情報化振興院(National Information Society Agency)より許可を得て翻訳・使用
翻訳者: 久里浜医療センターTIAR
バックトランスレーションによる妥当性確認: Sungwon Roh博士(ソウル国立病院精神保健研究部長)

依存レベルの判定と対策

1. 高リスク使用者
判定: 総得点が以下に該当するか、または、3つの要因別得点のすべてが以下に該当する場合

総得点       → 42点以上
要因別得点    → A要因 14点以上、B要因 12点以上、C要因 13点以上

評価と対策:インターネット依存傾向が非常に高いです。専門医療機関などにご相談ください。

2. 潜在的リスク使用者
判定: 総得点またはA要因得点のどちらか、または両方が以下に該当
総得点       → 39点〜41点
要因別得点    → A要因 13点以上

評価と対策:インターネット依存に対する注意が必要です。インターネット依存におちいらないよう節度を持って使用してください。

3. 一般使用者
判定: 総得点および要因別得点のすべてが以下に該当するか、または、高リスクや潜在的リスク者ではない場合

総得点       → 38点以下
要因別得点    → A要因 12点以下、B要因 11点以下、C要因 12点以下

評価と対策:インターネットが健全に使用できているか、普段から自己点検を続けてください。

 

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